公益財団法人パブリックヘルスリサーチセンターストレス科学研究所が開発した3種類の客観的なものさしで、あなたのこころの状態を簡単にチェックすることができます。ストレスチェックの結果は、ご相談内容とともにメンタルサポーターにも通知され、カウンセリング時のアドバイスに活用されます(疾病や疾患の発見・診断を目的とするものではありません)。
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ストレス反応(回答必須)
項目数:24項目
標準所要時間:1〜3分
心身両面に表れたストレス反応の強さをチェックします。
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認知的評価傾向
項目数:16項目
標準所要時間:1〜3分
ストレスの原因をどのようにとらえる傾向があるのかをチェックします。
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対処方略選択傾向
項目数:23項目
標準所要時間:2〜5分
ストレスの原因に対してどのように対処する傾向があるのかをチェックします。
ストレスって何?
ゴムボールに圧力を加えると、ボールの形が変形し歪みます。私たちのこころや体も、強い負荷がかかると普段の正常な状態とは異なる「歪み」が生じます。この歪んだ状態を"ストレス"と言います。
ストレスの原因と反応
人間関係、就職、進学、金銭問題・・・私たちは人生の様々な場面で、数えきれないほどの困難に直面します。ストレスを生み出す原因は“ストレッサー”と呼ばれ、ストレッサーが引き起こす様々な結果を“ストレス反応”と言います。
ストレスを測定することの重要性
人間には、ストレッサーからこころや体を守るための仕組みが備わっています。しかし、強いストレッサーに長期間さらされ続けると、この仕組みが崩壊し、やがて健康を維持することができなくなります。ストレス反応の強さを測ることによって、心身の健康がどれくらい危機的な状況にあるのかを推定する材料を得ることができます。
ストレスを感じやすい人と感じにくい人
同じストレッサーに直面しても、それがストレス反応となって表れやすい人とそうでない人がいます。こうした違いを作り出す原因は、ストレッサーに対するとらえ方の違いや、ストレッサーに対処するための方法やスキルを持っているかの違いなど、様々です。ストレッサーの有害さを過大評価し、対処するための手段を用意することができない場合、その人のストレス反応は、強く生じます。裏を返せば、事前に様々な対処方法を身に付けておき、ストレッサーに対するとらえ方を変化させれば、ストレス反応を小さくコントロールすることができます。私たちが人生で直面するストレッサーのほとんどは、問題そのものを完全に除去することは困難です。しかし、自分がストレッサーをどのようにとらえる傾向にあるのか、どのような対処方法を好んで使う傾向にあるのかを知っておくことによって、ストレス反応を小さく抑えることができるのです。